ことり1号の日記

内気なことりの日記です。

卵巣ガンかもしれないと言われた人へ

こんにちは、ことり1号です。

これから卵巣腫瘍の記事を書いていくその前に、「卵巣腫瘍(卵巣ガン)と診断されたらどういう風に情報を集めていけばいいか」について書いていきたいと思います。これが一番重要です。ガンの治療は情報戦ですからね。しかし、そこで注意すべき点がいくつかあります。

間違った情報がインターネットには氾濫している

これが一番重要ですね。インターネットで「ガン」と検索すると、様々な情報が出てきます。もちろん、国立がん研究センター国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ)のように、信頼のおけるサイトもあります。

その一方で、「〇〇を食べたらガンが消えた!」とか、「〇〇療法で末期がんが治った!」みたいに、本当かどうかわからないサイトがあります。

(これは私の私見ですが、普通の病院で取り上げられていない治療法は、おまじない程度にしておくべきです。それをメインの治療にしてはいけません。取り返しのつかないことになります)

ガンは一か月かそこらではあまり進行しないそうです(ステージ・そのがんの性質にもよると思いますが)。しかし、さすがに長年放置すればどんどん悪化します。初診時なら子宮を温存できたかもしれないのに、放っておいた結果全摘になってしまったら、悲しいでしょう。「魔法のような」治療はないとおもって、頑張るしかないのです。

といっても、すがりたくなる気持ちはわかります笑

ここら辺(代替療法)との付き合い方は、また別記事で書きたいと思います。

 

ブログはあくまで一個人の体験記である

ガンの情報を集めるとき、闘病ブログはとても参考になります。オフィシャルなサイトでは記述されていない、生々しい患者の生活や空気感がありありと伝わってくるからです。例に挙げたがんセンターの記事などにはその治療を受けた感想とか、書いてませんからね。その人がどういう治療を受け、どういう気分になり、どういうことを考えたか。「ガンかもしれない」と言われた私には、凄く参考になりました。

しかしです。

結局は素人の考えたことです。その人は医者から聞いたことを忠実に記述したつもりでも、実際は間違っていたり、語弊があったりするかもしれません。

そもそも、その人が受けた治療と、今の治療では考え方が変わっているかもしれません。医学に携わっている人たちって、凄いんですよ。日進月歩で、新しい治療法が発明されています。新しい薬ができています。

例えば、ブログを見ていて、あなたと同じガン・同じステージで、闘病の結果、命を落とした人がいたとします。そういう記事を見ると不安になりますよね。

でも、あなたはその人よりも良い治療を受けられるかもしれません。それに、同じガンでも、その経過は十人十色です。

 

あなたは、五年後も十年後も、元気で生きていられるかもしれない。

卵巣がんになっても、治して赤ちゃんを授かることもできるかもしれない。

 

もちろん、残念なことに再発してしまったりするかもしれないけど、それは神のみぞしることです。

ブログを読むな、とは言いません。でも、読むブログ・その情報のとらえ方は選ぶべきです。私も、日夜わざわざ最後の記事が「残念ですが……」みたいなタイトルの記事を見に行って、一通り読んで、苦しんで死んじゃうのか……って、落ち込んだりしてました。アホでしょ笑 そういう悲しいブログを一つ読んだら、完治してバリバリ元気!ハッピーハッピー!みたいなのも一つ読んで、精神のバランスを保つようにしましょう。

 

最強の情報「ガイドライン

無敵の情報源がこちら「ガイドライン」です。

がん診療ガイドライン│卵巣がん

これはどういうものかというと、標準療法、つまり現代の医学で最も効果的だと思われる治療法をまとめたものです。どういう手術がベストなのか?どういう抗がん剤を使えばいいのか?放射線治療はすべき?妊孕性温存(子供を授かる能力を残す)は可能か?……などなど、ガンの治療について様々な場合をデータを基にした見解が述べられています。

これを読むと、治療について見通しがつきます。完全には理解できないかもしれませんが、おおざっぱでいいんです。主治医の先生とガイドラインの話を比べて、疑問に思ったことは先生に聞けばいいんですから。先生が最新の見解とそぐわない治療をしようとしてる、とわかったらセカンドオピニオンとかもできますし。

もちろん、実際の現場ではガイドライン通りにいかないこともあります。様子が悪いから抗がん剤の量を減らそう、とか。でも、何がスタンダードかは、知っておくべきです。

ただ、これも劇薬でして、まだガンと確定してない(生検の結果が出ていない)時とかに読むとすっごいドキドキします。ガンだったらどうしよう、抗がん剤怖いな、休学?普通の生活には戻れない……?なんてね。データに即しているから、逆に言うと救いがないんですよね。だから自分の心と相談しながら、ね。

 

最後に

これからこのブログでも、医療的なことに突っ込んでいくと思います。ですが、「ガンかもしれない」と言われた人は、話半分に聞いてください。というか、治療法に関してはがん診療ガイドライン│卵巣がんを参考にしてください。話半分に聞いて、「うわ、この人こういう風に考えていたのね」とか、「あるある、私も不安だったわ」とか、そんな感じに読んでね。お願いします。

 

あと、偉そうなこと書いたけど私も情報集めについては錯綜したよ!これは試行錯誤の末にたどり着いた見解であって、むっちゃ回り道してたからね!!これから書くつもりですけど。ことりだからね!!ぴよぴよぴよ~!